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マンナン マンノース

マンナン

マンナンは、こんにゃくの主成分であり、マンナンはグルコースが沢山繋がってできた物質で、いわゆる多糖類と呼ばれるものです。
食物繊維の一種であるマンナンは、構成成分であるマンノースとグルコースの結合の仕方によって種類が分けられます。
コンニャクの不消化成分であるマンナンは、”コンニャクマンナン”や”グルコマンナン”と呼ばれており、食物繊維の一種ですが血液中のコレステロールなどの脂質成分の増加を防ぐなどの効果があります。
マンナンを分解できる消化酵素を人間の消化管は持っていませんので、大腸まで素通りしますが、大腸で微生物の作用により分解されて、大量の水分が大腸から吸収されることになります。

マンノース

マンノースは、単糖の一種で、六炭糖、アルドースに分類されます。マンノースが酸化された糖酸としてマンヌロン酸、マンノン酸があります。マンノースが沢山集まった物をマンナンと言います。
コンニャクの主成分は、グルコースとマンノース(グルコースの異性体)からできたマンナンとよばれる多糖類です。
マンノースは、砂糖の分子に似た物質です。

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緑黄色野菜の栄養

栄養豊富な緑黄色野菜
緑黄色野菜はカロテンを多く含んでおり、カロテンは体の中の活性酵素を低減し、免疫を整えてがんや心臓病予防に効果があります。
緑黄色野菜にはビタミンCも多く含まれその他、ミネラル、ビタミンA、葉酸、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンE、食物繊維なども含んでいます。
緑黄色野菜とがん
緑黄色野菜とがんについては国立がんセンターの疫学部長であった故平山雄博士の研究が世界的にも有名で「緑黄色野菜を毎日食べている人はまったく食べない人に比較してがん発症の危険度が低い」という結果が現れました。
このようにがん予防には、緑黄色野菜の摂取は非常に大切です。
平山雄博士の研究の他世界中で野菜(緑黄色野菜)や果物の抗がん効果が繰り返し報告されています。
緑黄色野菜に含まれているカロチンやビタミンC、ビタミン類、食物繊維などががん予防に効果があると考えられています。
緑黄色野菜と生活習慣病
緑黄色野菜に含まれているベータカロチンの抗酸化作用によりがん予防や生活習慣病予防に効果があることが知られています。
ベータカロチンは、カロチノイド類の一種で、天然に存在する色素であるカロチノイドはニンジンやトマトの赤色の色素なんです。
カロチノイドとは動物や植物などのたくさんの食べ物に含まれている脂溶性色素成分で、アルコールに溶けないカロチン類とアルコールに溶けるキサントフィル類に大きく二つに分けられ、強い抗酸化作用があります。カロチン類であるベータカロチンは抗酸化作用が高く、必要に応じて体の中でビタミンAに変わります。
ベータカロチンが含まれている食べ物にはにんじんやかぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜です。
抗酸化作用とは
活性酸素は体の中に入ってきた細菌などを除去する働きがある一方で体の中の細胞膜についてしまい酸化させてしまい動脈硬化などの生活習慣病を招いていまいます。
活性酸素が体の中の細胞膜にくっついてしまうのを防ぐ働きのことを抗酸化作用と読んでいます。
抗酸化物
抗酸化物の正体はベータカロチンやビタミンE、ビタミンC、セレニウムなどの栄養素で、現在、注目されているのは抗酸化作用のある栄養素です。発がんリスクを下げる栄養素は、抗酸化物になります。

栄養素
高齢者

緑黄色野菜の効果

緑黄色野菜(りょくおうしょくやさい)の効果

緑黄色野菜
野菜は有色野菜とその他の野菜に分類されますが、カロチンが600μg以上入っている野菜、カロチンが600μg以下でも1回に食べる量の多い野菜を緑黄色野菜(りょくおうしょくやさい)と呼びその他の野菜と区別しています。
野菜を中心とした食生活は、がん予防や生活習慣病予防など様々な疾病に効果があると言われていますが、その野菜の中でも緑黄色野菜は最近、注目されています。
緑黄色野菜はがん予防に効果がある栄養素、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維をバランスよく含まれているものの代表する野菜で、私たちの食事におけるビタミンCの二割~三割以下、ビタミンAの六割近くを供給しており、その他、食物繊維を多く含んでいます。

緑黄色野菜の効果
緑黄色野菜に含まれているベータカロテンには、がんや脳卒中、心臓病などの原因である体の中の”活性酸素”をを減少させる効果があります。毎日の食生活で緑黄色野菜を摂取している人は緑黄色野菜をまったく食べていない人と比べるとがんの発生率が低いことがわかっています。
生活習慣が悪くてがんになりやすい人でも緑黄色野菜を毎日摂取すればがんになるリスクを下げることができるそうです。

緑黄色野菜の種類

代表的な緑黄色野菜
緑黄色野菜の代表的なものには、にんじんや春菊、小松菜、チンゲン菜、ほうれん草、にら(ニラ)、トマト、ピーマン、パセリ、ブロッコリー、しそ(紫蘇)、野沢菜、芽キャベツ、南瓜(かぼちゃ)、グリーンアスパラガスなどがありますが、緑黄色野菜とは色が緑や黄色の野菜というわけではありません。
緑黄色野菜とはカロチン含量が600μg以上の野菜です。
しかしカロチン含量が600μg以下であっても1回に食べる量の多いピーマンやトマトなどは緑黄色野菜に含まれています。
緑黄色野菜は一日120g以上食べるのが理想的な食事です。緑黄色野菜以外の野菜を呼ぶときは淡色野菜と呼ばれています。

こだわり生活
脂肪酸
微生物の力

遺伝子は、設計図として働く

遺伝子

遺伝子は、細胞そして生命を作り機能させるための設計図として働く物質で、人は、3万個強の遺伝子を持っています。
動物でも植物でも、細胞の中にある遺伝子と遺伝情報(ゲノム)によって生物の形や性質、活動が決められています。
生物の遺伝子は、DNA(デオキシリボ核酸)と呼ばれている物質からできており、遺伝子が複製されることによって、細胞が増えて、親から子へ受け継がれています。
異なる品種を掛け合わせることにより、遺伝子を組み換えることで、より有用な植物や動物を作ってきました。
全ての人は、遺伝子と呼ばれる体の設計図を持っていますが、大まかな作りや性質は遺伝子という設計図に支配されています。
太ることや痩せることに関わる遺伝子が見つかっていますので、その人が持っている遺伝子のパターンごとにダイエット方法が必要です。

遺伝子治療

遺伝子治療は、疾病の治療を目的として遺伝子または遺伝子を導入した細胞を人の体内に投与することです。
遺伝子疾患はすでに多数が知られており、高血圧などの生活習慣病や癌、神経難病なども遺伝子の影響を受けることが知られています。
遺伝子治療は、正常な遺伝子を細胞に補い、遺伝子の欠陥を修復、修正することで病気を治療する方法です。

お茶の種類
糖尿病
血圧

機能性食品と遺伝子組み換え食品

機能性食品

機能性食品の研究は、医療を中心に進められており、注目されているのが、抗酸化性という働きです。
抗酸化性物質は、活性酸素に対する阻害作用を持つ物質として注目されており、研究の進展によっては、抗酸化性以外の機能性が解明されて、さらに、利用価値の高まりが期待されています。
機能性食品は、保健を目的に特定の生理作用成分を加えて作られた加工食品です。
食品の第一の機能は、生命の維持に不可欠なエネルギー供給源や栄養素供給源としての栄養機能で、第二の機能は、美味しさを満足させる感覚機能で、第三の機能である生体調節機能が近年、注目されており、免疫機能を高め、高血圧やガンなどを防ぎ、神経系や消化機能を調節したり、老化を抑制したりする機能です。

遺伝子組み換え食品

遺伝子組み換え食品は、細菌などの遺伝子の一部を切り取り、別の生物の遺伝子に組み入れたりする遺伝子組み換え技術で、作り出した作物や、その作物を原料として使った食品です。多く作られている組み換え食品は大豆やトウモロコシなどの作物です。
遺伝子組換え技術は、生物の持つ機能を上手に利用するために開発された技術の一つです。

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